様々な疲れをとってくれるお風呂は目にも効く
お風呂に入ると、なんとなくリラックスできるし体も温まって、日々の疲れがお湯に溶け込んでいくような気分になりますよね。このお風呂ですが、実は目の疲れを取るのにもとっても効果的なんです!だけど、目の疲れを取るには湯船の入り方にちょっとしたコツがあります。今回は、目の疲れと取るための入浴法についてご紹介します!
お風呂に入ると、なぜ目の疲れが取れるのか
お風呂で湯船に浸かって体を温めると、それによって全身の血行が良くなります。血行がよくなると、血液が体の中でどんどん循環し、疲れの元となる老廃物を押し流してくれたり、酸素や栄養を全身に運んでくれます。これによって、目の周りの血行も良くなって、目の機能が回復されます。また、単純にお風呂は湿気が多いので目が保湿されることも、目の疲れを取るのにとても好都合であることが挙げられます。
大事なのは体の芯から温めること
しかし、お風呂にただ入るだけでは目の疲れは取れません。大事なのは、体の芯からしっかりと温めて、全身の血流を良くしてあげることなのです。熱めのお湯に少しの時間だけ入ったり、シャワーを浴びると、一見すると体が温まった感じになりますよね。しかし、それは体の表面が温まっているだけで、体の内部から温まっている状態ではありません。
人間の体の表面には脂肪があり、体温を一定に保つ役割を持ち、体を守っています。しかし、この脂肪は体の熱が外に逃げないようにしてくれる半面、外からの熱の伝導率があまり良くありません。そのため、シャワーなどで短時間お風呂に入っただけでは、体の内部を温めることができないのです。外側だけが温まっていても、お風呂から出ればすぐに体の熱は外気に奪われていってしまいます。そのため、血行を良くしたり、疲れを取ったりと言ったお風呂本来の恩恵を受けることはできません。
熱めのお湯は逆効果
また、体を芯から温めるなら熱めのお湯に入ったほうが効果的だろう、と考える人もいますが、疲れを取るという目的ならばこれはあまり良い方法とは言えません。確かに、熱いお湯に入ることは免疫力を向上させたりといった効果を期待することもできます。しかし、熱いお湯に入ると、体への負担は大きくなり、かえって疲れてしまうということにも繋がります。疲れを取りたいのに、体に負担をかけていたらなんとも本末転倒ですよね。
コツはぬるめのお湯にじっくりと浸かること
熱いお湯では、体に負担がかかるし、長時間浸かるのにはのぼせてしまいます。また、シャワーでは体を芯から温めることは難しいです。そのため、体を芯までしっかりと温めたいときは、ぬるめのお湯にじっくりと浸かることが大切なのです。
ぬるめのお湯ならば、長時間入っていてものぼせにくいですし、熱が徐々に体の内側まで伝わって、しっかりと体を温めることが出来ます。
このぬるめのお湯に適した温度と言われているのは、人間の体温よりやや高めである38℃ほどです。38℃~40℃のお湯を湯船に張って、20分から30分ほどじっくりと浸かり、体を温めると、目の疲れを取るのには効果的だそうです。
目のケアもついでにすると効果アップ!
さらに、湯船に浸かっている間に少し熱めのお湯で絞ったホットタオルを目の上に置いておくと、目の疲れの改善にもなりますし、ピント回復効果も期待できます。また、目の筋肉のコリをとるために、眼球運動をするのもオススメです。湯船に浸かりながら目をぐるぐると右回り、左回りに回したり、上下、左右に動かしてあげるだけです。
また、お風呂で温まった指先で目の周りのツボを押したり、おでこのマッサージをするのも気持ちが良いのでぜひ試してみて下さい。目の周りのツボやおでこのコリを改善することも、目の疲労には効果的です。
ぬるめのお湯でゆっくり入ろう
体を芯まで温めることは、目の疲れのみならず全身の疲れをとることができます。しかし、熱いお湯で長時間入浴するのは、体の負担になりやすいので、お湯の温度はぬるめのものを心がけましょう。毎日、じっくりとお風呂に入ることは、忙しいとなかなかできなかったりしますよね。しかし、時々はしっかりと疲れを取るために、ゆっくりとお風呂に入る日があっても良いですね。
出典:
http://menotsukare.net/20130514_210027.html