眼鏡・コンタクトに頼らず視力を回復させよう!
目が良いという事は望遠鏡などに頼らなくても遠くのものをはっきりとみることが出来るという事です。
だからこそ狩猟・採取生活を送っていた昔の人は目が良くて、アフリカのサバンナで暮らしている人は今でも視力5.0という目の良さを誇っているといわれています。
しかし、狩猟の必要がない現代文明社会においても視力の良さは大切です。
競馬騎手など一部の職業は視力が裸眼で一定以上なければなれないし、眼鏡などで視力矯正を行っても一年に一回は視力検査を行って作り直しの必要が無いかを確かめなければなりません。
それに、眼鏡やコンタクトレンズは壊れてしまうと作り直しに時間が掛かるし、忘れたり無くしたりすると裸眼で過ごさなければならなくなってしまいます。
出来ることならば、眼鏡やコンタクトレンズに頼らずに視力を回復させたいものですが、どのような方法で視力を回復させられるのでしょうか。
効果もリスクも高いレーシック手術
眼鏡やコンタクトレンズを使わない視力矯正法として人気を集めているのがレーシック手術です。レーシック手術は眼球の角膜の表面を蓋状にカットして、中の角膜を医療用レーザーで削って視力を回復させるという治療法です。
目のレンズ自体に手を加えて視力を回復させるため効果が高く、施術してすぐに視力が改善されるという評判で多くの有名人がレーシック手術を受けているといわれています。
しかし、その一方で「レーシック手術を受けたのに視力が回復しないどころか低下してしまった」というケースも続発しています。それに保険適用外の治療となるため、負担が大きくなってしまうのがレーシック手術の難点といえます。
手術が要らないオルソケラトロジー
「視力回復の為に角膜に手を加える」という発想に基づく治療法は、レーシック手術やPK手術などがありますが一度手を加えると元に戻せない「不可逆型」の治療法の為、もしも失敗してしまったら取り返しがつかないのが難点です。
最近注目されている新しい視力回復法「オルソケラトロジー」は、特殊なコンタクトレンズを長時間(主に就寝中など)着用することでで角膜に凹凸を作る事で視力を回復させる方法です。コンタクトを外してもしばらくは矯正された視力を維持することができます。また、継続着用をやめると治療前の状態に戻るという可逆型の治療法となっています。
観る力を鍛えて視力回復させるトレーニング法
お金を掛けず、視力を回復させたいという場合は視力回復トレーニングを毎日行うのが一番です。視力回復トレーニングは効果が出るまで時間が掛かるのが欠点ですが、空いた時間を利用して簡単に出来るのが最大の利点といえます。
遠くにあるものを出来るだけ長く見つめる遠方凝視法は、昔からある視力回復トレーニングの一つです。遠くを見つめることで目の筋肉が鍛えられ、視力が上がるという方法です。
最近は立体視画像を使って視力回復させる方法も注目されています。一見すると乱雑なノイズのように見える画像を注視し続けると別の画像が浮かび上がる立体視は、レンズの役割を果たす水晶体の調整に効力を発揮するのです。