いつでも出来る!眼精疲労に効くツボ
身体の不調を治すには、病院で診察してもらって適切な治療を受けるのが一番の方法です。
しかし、仕事の都合などで早々通院できない上に、病院で診てもらうまでもない程度の不調なら自力で治してしまおうとするのが普通です。
そんな不調から自力で治すための手助けになるのが、身体中に無数にあるツボなのです。もちろん、眼精疲労などの目に起こる不調に効果があるツボも存在しているのです。
目のツボを刺激するポイント
目に効くツボの多くは、目の周辺に存在しています。そして、ツボを刺激する際には指先や指の腹を使います。つまり、目に効くツボを刺激しようとする際には指先が目に入る危険性があるという事です。
ツボは指先を使ってピンポイントで刺激した方が効きそうな気がするものですが、必要以上に力を掛けると逆効果になったり周辺の器官を傷つけてしまったりしてしまう原因になってしまいます。
目のツボを刺激する時は、指先ではなく指の腹を使って力を入れすぎないよう優しく押すようにしましょう。
目の疲れを解消してくれるツボ
目に効くツボは、主に目の疲れを解消するために効果があります。東洋医学では目の疲れは内臓疾患と関係があるとされているため、目の疲れを取る事は非常に重要な意味を持っています。
目の疲れを感じた時は、ツボのマッサージを行って目を休めるようにする事が肝心です。
みんなが無意識に押しているツボ・睛明(せいめい)
私たちが目の使い過ぎで疲れた時、無意識に目頭を押さえることがあります。
この目頭と鼻の付け根の間あたりにあるのが「睛明(せいめい)」という目に効くツボなのです。
睛明を押す時はあまり力を入れすぎず、骨の窪みに指を合せるようにするのがポイントです。
目の真下にあるツボ、承泣(しょうきゅう)と瞳子リョウ(どうしりょう)
目の下は目を大きく見せてくれる、女性にとっての憧れともなっている「涙袋」ばかりがクローズアップされますが、ここにも目の疲れを取り去ってくれるツボがあるのです。
目の中心線の真下には「承泣(しょうきゅう)」、その指一本分外側に「瞳子リョウ(どうしりょう)」という目の疲れに効くツボがあります。
承泣・瞳子リョウは眼窩と呼ばれる骨の窪みのふちにあります。
承泣・瞳子リョウは強く押しすぎると指が滑って眼球を傷つける恐れがあるので、指の腹で丁寧にマッサージするように一層心がけなければなりません。
首の後ろにあるツボ・天柱(てんちゅう)と風池(ふうち)
ツボは必ずしも患部の周辺にあるというわけではなく、一見すると全く無関係な場所に位置している事があるものです。
後頭部の髪の生え際の中心の窪みにある「天柱(てんちゅう)」、その指一本分外側にある「風池(ふうち)」も目の疲れを取ってくれるツボの一つです。
天柱と風池への刺激は、目の周りのツボより強めに行っても大丈夫ですが、痛みが強く感じられるツボなので押しすぎには注意しましょう。
手にあるツボ・合谷(ごうこく)と養老(ようろう)
目に効くツボは、目の周りや首だけでなく手や足にもあります。
しかし、足のツボはなかなか人前では押しづらい場所にあるし、目視確認がしにくいのが難点です。
休憩時間中にも押せて目視しやすい手のツボの方がおすすめです。
手にある目に効くツボは、親指と人差し指の間にある「合谷」と手首小指側にある突出した骨の割れ目にある「養老」の二つです。合谷は押すと痛みがあるのですぐにわかります。合谷・養老は左右両方にあり、やや強めに長く押すのがポイントです。