辛い肩こりと眼精疲労の合わせ技に負けないためには
眼精疲労は目の疲れだけが症状というわけではありません。
目の疲れが長引けば長引くほど身体のあちこちに影響が飛び火して、身体の不調を引き起こす原因になってしまうのです。
特に、眼精疲労の影響として大きいのが肩こりと頭痛です。
肩こりや頭痛を患うと、たびたび起こる痛みに振り回されて仕事もままならなくなってしまいます。
そうならないためには、どのようにして眼精疲労と肩こりを改善していくべきなのでしょうか。
肩こりはなぜ起こる?
肩に痛みや違和感、筋肉のこわばりが起こる肩こりは、主に筋肉に疲労物質である乳酸が溜まる事と、血行不良を原因として発生するものです。
乳酸が筋肉に蓄積していくと、筋肉は柔軟性が損なわれて強張ってしまいます。その為、運動などで筋肉に乳酸が溜まった状態になっていると、身体を少し動かしただけでも強い痛みを感じてしまうのです。
そして、血行不良は筋肉に溜まった乳酸の分散と代謝を阻害してしまう原因になってしまいます。血行不良は冷え性の原因でもありますが、身体が温まった状態でないと筋肉は力を十分に発揮しきれない上に乳酸が溜まりやすくなり、筋肉痛を引き起こしてしまうのです。
眼精疲労から起こる肩こり
目の疲れ、視界のかすみを起こす眼精疲労がなぜ肩こりや頭痛を引き起こすのか、疑問に思ったことのある人は多いのではないでしょうか。眼精疲労から起こる肩こりは、目の疲れを原因として起こるものなのです。
眼精疲労で目が疲れると、目の焦点が合いにくくなり自然に顔を前に出して目を近づけがちになるものです。このような顔を前に出した姿勢を取り続けることは首を支える肩の筋肉に大きな負担を掛けることに繋がってしまいます。
実際に顔を突き出した姿勢を取り続けてみると分かるのですが、時間経過と共に首と肩の筋肉が緊張した状態になってくるのが分かります。筋肉が緊張した状態というのは、筋肉に力が入った状態であるため乳酸が次々に増産されているのです。目の疲れは肩に乳酸を溜め込む原因になるのです。
このように、眼精疲労を起こす事は肩こりを引き起こす姿勢の悪化を招いてしまうことになるのです。
眼精疲労からの肩こりを予防するには
デスクワークに従事する人が肩こりを患っている場合、その原因の大半は眼精疲労であると言い切っても過言ではないでしょう。日頃から十分に運動していないとその可能性はさらに高くなります。
肩こりを防ぐためには、眼精疲労の防止に努めるだけでなく日ごろからの運動で血行を促進しておくことも大事です。血液の流れが確保されていないと乳酸が溜まりやすくなってしまうからです。
また、帰宅後は目と肩を温めて休むことも眼精疲労と肩こりの予防には欠かせません。蒸しタオルを目の上に乗せて休む、お風呂で身体全体を温めるなどの対策を取るようにしましょう。