だるい、重い、ツライ、慢性的な眼精疲労の原因は首猫背のせいかもしれない|眼精疲労box

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2015年9月2日
だるい、重い、ツライ、慢性的な眼精疲労の原因は首猫背のせいかもしれない

眼が疲れると、全身がしんどいですよね。意外な事ですが、首のこわばりをほぐすと眼精疲労が楽になるのです。逆に、首が凝ると、痛いのは目なのか肩なのか背中なのかわからなくなってしまいます。頑固な首コリをほぐして、明るい視界を取り戻しませんか?

WEBライター コラムニスト
  

眼精疲労の意外な原因とは

現代は、スマートフォンやパソコンが普及したことにより、1日の大半を同じような姿勢で過ごす方は決して珍しくありません。画面を眺めている時は何ともないものですが、立ち上がるとその瞬間鈍い頭痛がすることがありませんか?

自分では「これくらい、大丈夫だ」と軽く考えていても、眼には、相当の疲労が蓄積されているのです。そして、眼に、のしかかる負担が増えると白目が充血したり、光がまぶしく感じられるものですが、実はダメージを受けているのは目元だけではありません。

「首」や「肩」「背中」まで板のように硬くなってしまうのです。こうなるともう、肩がこっているのか首が痛いのか、背中がしんどいのかわからなくなりますよね。そして、あまりにも疲労が進むと、まるで熱が出たのではないかと思うほどけだるくなることさえもあるのです。ここまでくれば眼精疲労なのか、肩こりなのかしんどさの発信源をつきとめられなくなってしまいかねません。

首から肩にかけての、筋肉にかかる不自然な力と疲れ眼は、切っても切り離せない密接なつながりがあると言えるでしょう。

目の疲れ

首と眼の疲れの関係性

とは言うものの、眼と首元ならば何の関係もないのではないかと、思いますよね。ところが、頭と胴体をつなぐ役割をする首は、見た目以上にナイーブなのです。

人間の頭は、成人女性の場合約4~6kgほどだと言われています。この重たい物体をあの細い首だけで、支えるのは大変ですよね。その上、長時間のデスクワークや農作業、家事などで前かがみの姿勢が続く場合、首筋にかなりの負担がかかります。とくに男性よりも、骨格が華奢で筋肉量が少ない女性は、ダメージを受けやすいことで知られています。

近年では「ストレートネック」や、「首猫背」などと呼ばれる一見背筋が伸びて姿勢が良いにもかかわらず、首だけが前に突き出している方が急増してきました。

そして首が前に出ている状態が続くと全身のバランスが崩れて咬み合わせに不具合が生じたり、腰痛や視力低下の恐れもありますから注意が必要です。

眼が疲れると全身がしんどい

眼精疲労ならば眼元だけにしぼってアプローチをすればよいのではないか、と思いがちですよね。ところが、くたびれているところが「眼」だとわかっていても、慢性化してくると疲労は全身に及んできます。

しかし、裏を返すと深刻な疲れ眼が解消されると「不定愁訴」が改善されたり「生理痛」が軽くなったり姿勢が良くなったと誉められるなど、たくさんの副産物が得られるものです。 最近、睡眠不足でもないのに「体が重い」「鈍い」「だるい」と、感じている方は、もしかするとひどい眼精疲労かもしれませんよ。

パソコンとめがね

自覚症状がないけれど

眼精疲労は、パソコンをよく使うのがメインのデスクワークの方だけのものではありません。スマートフォンをお持ちの方は当然ですが、毎日何度も液晶を眺めますよね。それも、インターネットやメールだけでなく気がつけば1日中アプリを見ていた、と言うことも珍しいことではありません。

だから、この頃は「退屈だな」と感じることが少なくなったのではないでしょうか。以前なら、暇な時があると何をしようかと考えていたものですが、今は、ちょっとでも空き時間ができると、スマートフォンを閲覧するので、1日のうちでも何もしていない時間はほとんどないのだと思います。

画面を凝視すると視力低下も招きますが、下を向いたり長時間にわたって、首だけを突き出す姿勢が続くので「首こり」や「肩こり」が治りにくくなります。その結果、知らず知らずの間に眼に疲労が溜まっていくのですね。

首のコリをほぐすと眼精疲労は治るのか

慢性化している首のコリがほぐれると、まず視界が明るくなります。けれども、ふたたび、スマートフォンや、パソコンを使用し長時間にわたって、うつむく姿勢が続くと元に戻ってしまいます。やはり眼がしょぼしょぼとしたり不快な症状があらわれてきます。そのため、毎日決まった時間に首筋や筋肉をほぐす習慣をつけたいものです。

進化のなかで頭は重たい

人類が進化していく過程で、もっとも発達したところは「脳」です。私達の祖先は、道具を作り出し、また使いこなし、さらに高度な文明を生み出しました。それは、これまでの生物と決定的に異なることでした。その結果体の中で、不自然なほど、脳が大きく重たくなっていったのです。

立ち上がり2本の足で歩くことにより「腰痛」や「痔」をわずらうようになったと言う話は有名ですが、それ以外にも首にかかる負担もかなり深刻なのです。

立っている姿勢と座っている姿勢

慢性化している首猫背

現代の日本では、若者を中心に姿勢の悪さが深刻な問題となっています。顔立ちや肌と髪の色は、中国人や韓国人と変わらなくても、立ち方と歩き方だけで日本人だとわかると言われます。特に近年は、猫背の中でも頭だけを突き出すような姿勢が目立っています。

遠くを眺めることが減り、近くだけを凝視する生活が続くと首猫背になりやすく慢性化している恐れが高いのです。

眼が痛い時に首に触れると

ひどい眼精疲労を感じた時に首の後ろ側に触れると、頭と首のつけ根のくぼみが硬くなり、しこりがあります。また、首から肩にかけての筋肉全体が硬くこわばり、手で押しても指が入らず、ただ皮膚が赤くなるだけの場合も多いです。眼の奥に鈍痛が感じられるほど疲れてくると、全身に疲労が広がってしまうのですね。

首のコリをほぐして眼の疲れを癒す

局所的に、眼にアプローチするよりも、首のコリをほぐし、リフレッシュすると、結果的に、眼精疲労が改善されます。近視眼的にならずに、遠くを見据える習慣をつけると、それが、かえって近道になるのかもしれません。 木漏れ日

首枕

筆者自身、首のコリをほぐすために毎晩マッサージをしていた時期があります。すると、首のつけ根にあるしこりがほぐれてやわらかくなるのですが、それと引き換えに手や腕がだるくなり、時には筋肉痛になってしまうので悩んでいました。

ただでさえ首や肩がこっているのに、心臓の位置よりも手を高く上げ、力を入れてマッサージをするのはかなりしんどいものです。そんな時に思いついたのがこの「首枕」です。

言葉の通り、首に枕を当てる方法です。これなら就寝前の、5~15分ほどの、短時間の使用で即効性がありました。日中でも、自宅で過ごす時には、集中してパソコンに向かった後やテレビを見たり、読書をしたり眼を酷使する時間が続くと、たとえ数分間でも首枕を当てると疲れが楽になるのがわかります。

首枕の作り方と使い方

洗ってよく乾かしたワインやビールの瓶に、薄手のタオルや日本手ぬぐいを巻きつけます。そして首の1番こわばっているところに、瓶が触れるようにして仰向けに寝ころびます。
時々、首を左右に揺らすと、ゴリゴリと音がしますが、手を高く上げる必要もなく、また、握力がなくてもあくまで寝ているだけで首のコリが解消されます。

しかし、あまりにも首筋が硬くなっている時や、小柄な方、お子様では直接瓶に首をのせると刺激が強すぎて、痛いかもしれません。そんな時には、バスタオルを細長くたたんで、数箇所を髪を結ぶゴムで固定したソフトな首枕を使用するのがおすすめです。

高さや細さはお好みで調整してかまいません。瓶に比べると、コリがやわらぐまでに多少の時間がかかりますが、自然な肌触りで揉み返しが起きる心配がないのは嬉しいですよね。

専用の首枕も販売している

また最近では、デパートの寝具コーナーに行くと専用の首枕が販売されているお店も増えました。首の角度を測って作るオーダーメイドや、磁気を使用して血行を促進するタイプ、ジェル入りでひんやりとした感触の夏向けの首枕など、バライティー豊かなグッズが登場しています。

いずれもストレートネック対策や、首猫背の改善を目的としていて、ちまたでの首の疲れに対する関心の高さがうかがえます。ちなみに美と健康に関心の高い「韓国」では首枕はずっと以前からあったそうです。

首の横シワを薄くしたり、細くて長い首筋をたもつために欠かせないとのことでした。韓流ドラマのスター達のしなやかで情感豊かなまなざしを拝見すると、何だかわかるような気がしませんか。

簡単に行える姿勢をよくする体操

首猫背に限らず姿勢を良くする運動や、コリをほぐす体操と言うと、腕を高く上げたり胸をそらしたり呼吸が苦しい動きが多くて、挫折しがちではないでしょうか。縮こまった筋肉をのばして、活性化させるのは大変ですから。

しかし、「体」にとっては、「体操」でも、「心」にとっては、「ポーズ」や「意識の変化」ならば、続けていきやすいと思います。

1.合掌

ヨガで定番の合掌ですが、胸の前で手を合わせるだけで自然にあごを引くことができて、頚椎が伸び、胸が開き骨盤が安定します。意識しなくても正しい姿勢がキープできますから、体を動かすのが得意でない方にもとり入れやすいのではないでしょうか。

ただ、人前では頻繁に合掌するのも不自然なので、お手洗いに立った時や入浴中など1人になるたびに、こまめに行うと良いでしょう。合掌したまま胸を動かさずに、大きく首をそらし、その状態で首を左右に揺らすと気持ち良いですよ。

また手を合わせた状態のまま右後ろを向いたり左後ろを見たりすると、頭の重たさが実感できてその後、首の位置がニュートラルに戻るのを実感できます。

2.あくび

無意識のうちに1日に何度もあくびをしていますが、ひと工夫するだけで、あくびさえも体操になります。あくびをする時に、眼を閉じて大きく首筋を反らすとドライアイの解消に即効性があります。

眠たい時以外にも、緊張すると、あくびをしたくなりますよね。それは、緊張すると脳に送られる酸素が乏しくなっているため、少しでも新鮮な空気を吸い込むために本能で行っていることです。けれども、酸素を補給することの他にも、あくびには眼精疲労にも効き目があります。

さらにあくびをするたびに、うつむきがちな首を反らす動作を繰り返すことにより、首筋のこわばりをほぐしながら、疲れ眼に働きかけるのです。あまりにも、重度の疲れ眼の方は、一瞬、めまいがするかもしれませんが、眼や鼻の奥底からリフレッシュする感覚が味わえます。とは言っても、もちろんまわりに誰もいない時にしかできませんが・・・。

そして、ネコを飼っている方は、ぜひ愛猫のあくびにも注目して下さい。彼らは大げさなあくびをしながら、同時にのびをしていますから。かつて野生のハンターだったネコにとっては、よく冴えた眼は生きていく上でなくてはならない武器なのです。美しいネコの瞳の秘訣は、日に何度となく、あくびをすることだとしたら、滑稽ですが一理あるかもしれません。

眼精疲労と、首は、密接な関係がある。

首は「頭部」と「胴体」をつなぐ橋。眼が疲れると、全身がだるいですよね。しかし、咽喉に炎症が起きると唾を飲むたびに、違和感があるので集中力が落ちます。足を怪我すると、たえず足に意識がいきます。つまり逆に言うと、疲れていないときの眼とは、顔の中に、眼が存在していることすら考えていない状態のことなのかもしれません。

しかし実際、眼の占める割合は全身のうちで決して大きくないにもかかわらず、存在感は抜群ですよね。そんな大切な眼球をおさめる頭は重たく、それを、支えなければならない首に、フラストレーションが溜まるのは、うなづける話です。

だから、眼精疲労を改善するためには、頭部と体をつなぐ「橋」である「首」をねぎらうことは、必要不可欠であると言えるでしょう。首猫背が治ると重いコリから解放され、視界もクリアになるので一石二鳥ではないでしょうか。

著者:有朋さやか

WEBライター コラムニスト
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十代の頃から、現在まで短歌実作を続けています。二〇一三年度は、角川短歌賞(新人賞)の最終選考に残りました。
 近い将来、名刺代わりになるような歌集を、商業出版で出すのが目標。

 やがて、「エッセイ」や、「ノンフィクション」も書けるスケールの大きな「職業歌人」になりたいと考えています。
 そのために、今は、たくさんの実績を積みたいので登録しました。

 これまで通り「書評」、「映画評」はもちろんのことですが、「美容」「宝石」「紅茶」などの記事製作に挑戦したいです。
 これまで、WEBライターとして、「ニキビケアコンテンツ」
 大型女性向けメディアサイトの記事執筆、
 サイト「猫大学」に、本名の有友紗哉香で署名記事を投稿しています。

 また、最近では、「中国文学」や「京劇」に興味を持っていて、いろいろ調べているところです。興味を持ったものには、どこまでものめりこむ性質なので、そんな執念深さを生かして濃い文章を作っていきます。